演技とは

新しい関係を創ってもらえた。〜簡憲幸さんという人〜

先日の水曜日、ゼネラルマネージャー簡憲幸さんと会った。ASCの個々の公演に関してというより、最近は僕個人の相談役としていつもお世話になっている。その簡さんと久しぶりに話が弾んだ。5時間さしで飲んだ。 今回の「ヴェニスの商人」の演出コンセプトは…

自分の生かし方を、人はもともと知っている。

自分の生かし方を、人はもともと知っている。 こんなことを強く実感した稽古だった。 稽古2日目の今日からはいきなり立ち稽古となった。僕が希望したことでもあるが、決定はみんなの総意をもらった。ただし、やっぱりまだ読み合わせ稽古をしたい人もいるし…

キャスティング

☆配役について 「演目&配役は、当日観客のリクエストで決定!」 というのが、ASCのひとつの理想。落語みたいだ。少しでも理想に近づくためにリハーサルでは出演者はすべての役に挑戦!!してもらおう(^.^) 当日開演前に配役発表。日替わり?!にできたらい…

若さの凄さ

昨年12月から昨日まで計8回にわたって個人指導をしていた。1日4時間。この春大学の演劇科を受験する郡山の大嶋さん。もちろん現役。毎回郡山から日帰りで通ってきた。結構根性あり。 初めて会ったとき、とてもレスポンスの早い子だと思った。頭の回転が…

演出コメントです!(チラシ掲載)

アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)第38回公演 遊空間がざびぃ演劇祭“がざびぃ芝居月2009”「それぞれのシェイクスピア」参加作品 「ヴェニスの商人」 〜 肉はきれないよ。〜 裁判員制度の予行演習にぜひ! アカデミック・シェイクス…

最近の「お願いメール」

ちょっと説教くさくなってしまうかもしれないけど、最近とても気になることがあるのでここで一度話します。 最近僕のところに届くメールのうち、何かを依頼されるメールについて。 そのパターンがすこし気になってきた。 【パターン】 1)途中やめの文の多…

続:おのれのハートをわしづかめ! “ニューフィクション”の効用7

衝動。 これは誰でも感じるもの。意識的にしろ無意識にしろ、衝動によって人は行動している。 日常生活においては、自分の衝動を意識するときとしないときがある。 なぜ? どんな場合に意識するのか、しないのか。 相手に共感したとき。その衝動はほとんど意…

おのれのハートをわしづかめ! “ニューフィクション”の効用6

しばらく更新ができずすみません。 更新ができないときはいつも実際の創造活動は活性化してます。この10日間、毎日いろんな人たちと会ってます。もちろん「ヴェニスの商人」のため、“ニューフィクション”のためです。 いろんなひとに語る、そうするとおの…

すべてが最初からOK! “ニューフィクション”の効用5

“ニューフィクション”メソッド あらゆる可能性を秘めた自分の人生において、 過去を応用し、今を見つめ、未来を創造して、自分だけの新しい物語を 次々に紡ぎだしていく。 それが“ニューフィクション”という名の由来です。 フィクションである限り、ストーリ…

続:コア(核)とソウル(魂) “ニューフィクション”の効用4

「そこ、命がけの台詞!」 コア(核)とソウル(魂) “ニューフィクション”の効用3 http://d.hatena.ne.jp/ayanogi/20081028/p1 “ニューフィクション”、前回の続き。コア(核)とソウル(魂)について。 レッスン中最近僕はよく「ゴーオンジャー」を例えに…

「そこ、命がけの台詞!」 コア(核)とソウル(魂) “ニューフィクション”の効用3

“あやのぎ塾”のレッスン、先日は日野がまた新たな成果をみせてくれた。 嬉しい。 ここ2回のレッスンではなんだかトンチンカンで、日野は自分自身にいらだっていた。 いつもならしつこくフォローするところをあえて2週間ほど「ほっといて」みた。 おせっか…

“ニューフィクション”の効用 その2 【責任と意志】

肉離れした左足、まだちょっとだけびっこになっちゃいますが、 2週間がたってだいぶよくなりました。 ご心配をおかけしました。 2週間不自由したおかげで、いろんな発見があって楽しかった。 また、原点回帰が目的のマラソントレー二ングがここのところで…

大西、自然体でポジティブ 僕、「白鳥の湖」が踊れない?!

大西がいい感じ。 大西の17日のブログ、 まるでエッセイストみたいだ、ちょいくさいけど。 でもいい。 もうしばらくこの調子が続けば、 きっと彼女の新しいスタートになるんじゃないかと、ウレシイ。 リキんで頑張ってるんじゃなく、自然体的なところが今…

大西、いいんじゃないの! 僕、アキレス腱断裂?!

大西が最高のでき。 今週末の“あやのぎ塾”のレッスンで、 大西が真っ直ぐ素敵な表現をみせてくれた。 これまでの彼女の演技の中で、たぶん最高のものだったと思う。 「リチャード三世」、クラレンスの夢の長台詞。 これまでの彼女の中にも、とても面白い表現…

“ニューフィクション”の効用 その1

やっとこの話となりました。 で、一度にはたぶんまとめられないと思うので連載で。 (まとまるかどうかも定かではないが) その前に、日々走りこみをやっていて思うことを少々。 有酸素運動はいい。 もうダメ、って思ってからの心の持ちようで身体にも心にも…

新メソッド“ニューフィクション”講座、いよいよ開講!

荻窪にある俳優学校、松涛アクターズギムナジウム(SAG)。 そこのオーナーと6月頃からいろいろなお話しをさせてもらってきた。 もちろん“ニューフィクション”のことも。 でこの秋、急遽SAGが3ヶ月間短期スクールを開講することになり、 【“ニューフ…

産みの苦しみじゃ!

“あやのぎ塾”でのレッスン、 日野・大西は、目下とてももがいてる。 合宿での大収穫を実際のシェイクスピア作品を使った役づくりに生かせず、 泣きそうになって苦労している。 いまこそ、踏ん張り時じゃ。 これこそ、産みの苦しみじゃ。 もうすぐ生まれるぞ…

「マラソンより次回公演は?」 数々の最新情報です!

「マラソンはともかく、次回公演はどうなってるの?」 とお思いの皆様、すみません、 次回公演の告知が遅れております。というより、 「次回公演はこの秋のはず、なのにいまだに告知していないということは中止なのでは?」 とお思いの方もいらっしゃること…

日野が凡ミス、大西開眼?

芝居って、ほんとに不思議。 先週のレッスンであれだけの成果を見せた日野が、 今週のレッスンではまったくダメ。 もちろん別のエクササイズではあったけど、こんなにギャップが? まるで別人じゃ。 思うに、その原因は油断。そして、驕り。 最高の喜びの瞬…

“ニューフィクション”メソッド、その最大の効用により日野がクリーンヒット!

“あやのぎ塾”では目下、“ニューフィクション”メソッドでの考え方をもとにしたレッスンを日々実践中。 先日やったエクササイズは、「自画像」。 この課題は僕が桐朋学園演劇科のとき、恩師永曽信夫先生の指導のもと行ったもの。 ASC演劇研究センターでも時折…

合宿感想メールその13(最後) 古田きょう花さんより 〜俳優志望の若き才能・初参加〜

古田さんはとても不思議な魅力をもっている。 初めてあったのは、“あやのぎ塾”レッスンの見学に来たとき。 24歳、ふぁーとそこにいる。 その理由のひとつに、どうやら近視ということが絡んでいたようだ。 裸眼で0.1くらいとのこと。 そのままメガネやコン…

合宿感想メール(といっても僕のコメント集)その12 銀座で働くKさんより 〜“あやのぎ塾”塾生〜

Kさんは、OLの若い子。確か23歳だったかな。 銀座でセレブな女性を相手にする美容関係のサービス業。 とてもがんばり屋さん。 “子供のためのシェイクスピアカンパー”の10年来のファンとのこと。 昨年あたりから、ひょんなことで顔見知りになり、この…

合宿感想メールその11 日野聡子より 〜“あやのぎ塾”塾生〜

今日は本当は8月24日なのだ、まだ。 しかし、合宿感想メールが立て続けに来たり送ったりしてるので、 日付がどんどん未来になっちゃう。 9月に突入してしまいました、日付が。ご了承を。 同じ日付でも別枠になるような設定はできないのか、はてなブログ…

合宿感想メールその10 日野聡子より 〜“あやのぎ塾”塾生〜

前回の【合宿感想メールその9】に続く日野とのやり取り。 “ニューフィクション”の効用について、 日野がなかなかいいことを言ってくれてる。 ご一読を。 【日野聡子からの返信 同日22:50】 こんばんは。 返信が遅くなってすみません。 「はは、昔のアニメは…

合宿感想メールその9 日野聡子より 〜“あやのぎ塾”塾生〜

メール用ブログになってるのでは、と最初に指摘してくれたのは日野。 合宿の感想とは少し外れるかもしれないが、 最後のほうはやはり今回の合宿のコンセプト “ニューフィクション”“ニューアクティング”にかなり絡んできると思うので、アップします。 ちなみ…

合宿感想メールその8 彩乃木から大西伸子へ

ブログ用メール(今回ブログにアップすることを前提につくったメール)になってしまっている。 そのことが気になって、僕は大西に確認した。 僕だけじゃないかも、と思った。 それがもしかしたら、前回の彼女のメールを ネガティブな印象にしてしまった要因…

合宿感想メールその7 大西伸子より 〜“あやのぎ塾”塾生〜

大西伸子とは、6年ほど前に出会った。 パフォーミング・アート・センター(野沢那智代表)で僕が講師をしているときの教え子。 そこで1年間指導した。 その3年ほどのち、ASC演劇研究センターに入所。 ASCでの僕との付き合いは、いま3年目になる。 ち…

合宿感想メールその6 高尾枝理より 〜2006鳥取「不届千萬忠臣蔵」共演者〜

【メール その5】のあとの高尾枝理からの返信。 それに対する僕の返信の内容は、かなり寺山修司さんの影響があるなぁ。 最近、機会あって彼の文章を読んだ。 いま僕が感じていることを、寺山修司は30年も前に発言していた。 驚きと喜び。 最も驚いた彼の…

合宿感想メールその5 高尾枝理より 〜2006鳥取「不届千萬忠臣蔵」共演者〜

【メール その1】のあとの高尾枝理からの返信。 若いというのは素直さと可能性の塊だなぁ、 と最近とみに思うようになってしまった。 ふ、若さへの嫉妬か。 最後話しがそれているようですが、 次回にて、合宿のことと結びつくので、 読んでやってください。…

合宿感想メールその4 日野聡子より 〜“あやのぎ塾”塾生〜

さらに【メール その3】に続く日野からの返信。 合宿の具体的感想に突入。 話が盛り上がってきました。 ところが、この【メール4】がほぼ仕上がったときアップする前にIEにエラー。 すべてが無駄になってしまった。 この記事は再度つくりなおしたもの。 …