“ニューフィクション”メソッド、その最大の効用により日野がクリーンヒット!

“あやのぎ塾”では目下、“ニューフィクション”メソッドでの考え方をもとにしたレッスンを日々実践中。
 
先日やったエクササイズは、「自画像」。
この課題は僕が桐朋学園演劇科のとき、恩師永曽信夫先生の指導のもと行ったもの。
ASC演劇研究センターでも時折不定期に行っていたが、その効果はかなり大きい。
それを今回改めて、“ニューフィクション”メソッドの考え方を強く意識して実践してみた。
そこで日野が、予想外に素晴らしい作品として発表した。
 
だいたい今までの日野なら、
何かの課題を発表しなくてはいけないレッスン日などは、
結構朝からナーバスな顔をしていた。ジョークも通じない雰囲気。ピリピリ。
 
なのにその日は、なんとものんびりとした感じ。
あれ、あまりちゃんとやってなくて開き直ってるのかな、なんて僕は思ってた。
なのであまり期待しなかったが、発表時間の直前、彼女はなんとも楽しそうに準備に入った。
はてさて、どんなものになるやら。
 
見事なクリーンヒットだった!
これまで見た中で、日野の最高のできだった。
創造性と想像性、表現の選択、などなどバランスがとてもいい。
発表が終わったあとも、彼女の態度は創造的だったのでさらに面白かった。
 
“ニューフィクション”メソッドの考え方、
もっとも大きな効用は、
思考の土壌を瞬く間に豊かにし、クリエイティブな発想の転換を瞬時に行わせること。
その継続と連続。
それによって身振りとしての言葉を象徴としての言語にまで昇華させる。
 
効用について、次回に続きます。