2007-01-01から1年間の記事一覧

猛烈に、暗中模索中!

前々回の日記に、「タイタス・アンドロニカス」上演により、 10余年にわたる劇団活動でたまった垢が一気に噴出したと書いたが、 現在その垢を猛烈にそぎ落とし中である。 垢といっても、もともとは自分の身体の一部。 毎日きちんと風呂に入っていればなんて…

川崎ファクトリー様、本当にありがとうございました!!

「タイタス・アンドロニカス」の会場ならびに稽古場として使わせていただいた 川崎ファクトリー。 公演が終わって振り返って、改めて実に創造的な空間であったと実感している。 僕は空間には「気」が宿ると思っているけど、 川崎ファクトリーには素晴らしい…

本当に、ありがとうございました。

「タイタス・アンドロニカス」、先日の日曜日、 お蔭様で無事千秋楽を迎えることができました。ご来場くださいました皆様、 本当にありがとうございました。 ご存知のように、ブログの更新もままならないまま、 頻繁の徹夜での稽古や作業に追われ、 近年ない…

「気」を持つ空間、川崎ファクトリー。

連日熱い稽古が進んでいる。 実に熱い。 今回は吉田鋼太郎さん率いる劇団AUNから4名、 また文学座の演出家富田稔英さんのご紹介で6名の 男性キャストがシーズンメンバーとして参加してくれている。 これだけ多くの客演陣が参加してくれるのはとても久しぶ…

チラシ掲載コメントです。

新生ASCと創造空間“川崎ファクトリー” 男優限定チームと男女混成チームの競演 抜本的改革をスローガンにおいた創立10周年の昨年、その成果やいかに? 11年目の新生ASCが贈る作品は、シェイクスピア屈指の異色作、極端なまでの愛憎残酷復讐劇「タイ…

アンダンテ合評会

先日の9日の日曜日、9:00〜17:00まで途中40分の昼休みをとっただけで ず〜と合評会をしてた。 ほとんどが僕の説教になっていたかも。ちょっと反省。 それにしても、本当のところ、「アンダンテ」を経験した若手メンバーは いったいどうだったん…

「アンダンテ」、ありがとうございました!

とにもかくにも、初の試みである創作現代劇の若手自主公演「アンダンテ」の幕が 何とか降りました。本当にありがとうございました。 苦しかった〜 いや、彼らではなく、僕がです。 いつも稽古場で喋り捲っている僕が、稽古場にあえて行かず、 「きっと今頃こ…

「アンダンテ」パンフコメントです。

以下は、今週末本番を迎える「アンダンテ」で当日配布するパンフレットのコメントです。 それから、遅くなりましたが夏期合宿の報告です。 いや〜、実にハードでした、やっぱり。 みんなほんとに稽古が好き。 (それとも僕が好きで、みんながそれに合わせて…

「俳優」、そして「女優」。

「俳優」とは、人に非ず優れし者。 僕が講師をしているパフォーミング・アート・センター(PAC)代表の 野沢那智さんからの言葉。 声の仕事はその学校の上層組織のオフィスPACにお世話になっている。 この1週間は、僕もオフィスPACの所属生たちと一緒に野沢…

初、「アンダンテ」稽古見学。

今日、というか今0時まわってしまったので、昨日、 若手自主公演「アンダンテ」の稽古を始めて見た。 すこぶる刺激的だった。 いい。 なにがいいって、もの創りの基本姿勢を僕は改めて教わった気がした。 技術的にはまだまだ稚拙だが、真摯。 この真摯とい…

「アンダンテ」メンバーよ、踏ん張れよ!

若手自主公演「アンダンテ」のメンバーの何人かにまた電話してみる。 どうやら、みんなが稽古の進め方など、悩んでいるらしい。 阪口のブログでも察しがつく。 http://d.hatena.ne.jp/skmiyu/20070807 今が一番苦しいときだろうなぁ。 踏ん張れ、踏ん張れ。 …

全受容、ゆえに存在する。

8月6日の日野の日記、お〜、悩んでるなぁ。 http://d.hatena.ne.jp/satokohino/20070806 いい感じじゃなかと思った。 そういうことって、あるよね。 自分にとても近い役を演じる場合、陥ってしまう罠。 傍から見るとそのままやればいいんじゃないの、と思…

情報過多。

研究生を指導していくときに、いつもこの問題に僕はぶち当たる。 要は、しゃべりすぎる。 演技においては100%演じないほうがいいと言っておきながら、 指導するときの言葉は多分200%越えているんじゃないかと思ったりする。 わかっっているつもりな…

ハンドルネーム(HN)論争。

ネット上での署名に、実名を使用するべきか、HNでいいのか?! この論争があってから久しいと聞く。 ASCでは今頃になってこの話題かと、失笑を招きかねませんね。 制作の石塚とこの話で盛り上がった。 石塚vs彩乃木の論争。 石塚はHN派、僕は実名派(芸名・…

飽きるということ。

「アンダンテ」の稽古、どうやら四苦八苦しているようだ。 今回は若手自主公演なので、僕は全くのノータッチ。 タッチしたいのは山々なんだけど、ぐっとこらえてます。 そのほうが、彼らが成長するからだというのは言うまでもありゃーせん。 それでもやっぱ…

父娘と母娘

親が子供のために動くとき、いつも迷うことに次の2点がある。 「子供の意思を尊重して」 「子供にとっていいことは何か」 この2点の選択は、子供の年齢や状況によって変わるものだと思うが、 子供に何らかの引け目を感じてる親は、往々にして前者ばかりを…

演劇にできることは?

昨晩、テレビ東京の「世界驚愕リサーチ・数字は嘘をつかない」という番組を見た。 感動した。 1日100円の食費がなくゴミをあさる看護士を夢見るスラムの少女(12歳)、 4000人の目を救ったベトナムで無料医療活動をする日本人眼科医服部匡志先生、…

劇団考

日本俳優連合の機関紙を読んでいたら、海外演劇事情と日本の劇団の比較記事があった。 おー、そうか、海外もだいぶ様変わりしているんだな、と。 意外だったのが、日本で言うところの「劇団」の数がイギリスでは片手の指で足りるとのこと。 「カンパニー」と…

100%やる必要はない。

今日また、外画の吹替えをやってきた。 4月から番組レギュラーで入っている中国武闘物。1話45分の全30話。 (まだ多分、作品名を公開すると叱られてしまう。) 番組レギュラーというのは、いろんな役をやるレギュラーということ。 とは言いつつもメイン…

出演者急募!

次回11月公演「タイタス・アンドロニカス」の出演者を急募します!! オーデションは8月5日(日)。詳細は、以下のURLにジャンプしてください。 http://www.k5.dion.ne.jp/~asc/stage/audition2007aki.html この日どうしてもご都合の悪い方は、何とかし…

自分の登山口と登山道。

研究生の阪口が、菊地演出で外部公演に出演した。 文学座の後輩高橋耕次郎くん率いる双の会「祈り」。 http://d.hatena.ne.jp/skmiyu/searchdiary?word=%2a%5b%b3%b0%c9%f4%bd%d0%b1%e9%5d 本番を観にいって、正直驚いた。 出番は少ないながら、阪口がいい。…

秋の演目は、

「タイタス・アンドロニカス」となってしまいました〜〜〜! もう皆さん、ご存知ですね。ASCサイトのあちこちで出てますもんね。 これまで秋は喜劇と告知しておりましたが、 実は、川崎ファクトリーという抜群に創造的な活動を展開しているグループの オーナ…

新ブログ開設!

制作の石塚が、【ASC事務局日記】なるブログを始めました。 http://d.hatena.ne.jp/satomiishizuka/ 石塚は、ブログのプロフィールにある通り、 桐朋学園大学演劇科の同期生。 大学時代のことは僕に触れられたくないとプロフィールにあるけど、 実は今でも時…

ご観劇後アンケート

期間限定で公式サイトにご用意しました「ご観劇後アンケート」、 たくさんのご感想を本当にありがとうございました。 まだまだ皆様のご意見ご感想をお聞きしていたいところなのですが、 残念ながら明後日の6月24日にて受付を終了させていただくことになり…

明かりが落ちたッ!! その2

前回書けなかった、本番中に照明が全く落ちた話です。 照明が落ちたとは、照明機材が天井から降ってきたということではなく、 電源が飛んでしまい、全くの漆黒の闇となったということです、劇場が。 本当に今回は、予期せぬことがよく起こった公演。 忘れも…

明かりが落ちたッ!!

お蔭様で、ASC第34回公演/“4人の俳優で四大悲劇を”シリーズ決定版 「オセロー」は、5日無事千秋楽を迎えることができました。 本当にありがとうございました。 今回の公演、新しい挑戦の連続で、様々な予期せぬことがありました。 まずは、リハーサルの…

今回の当日配布パンフのコメントです。

何もない空間。 言葉とイマジネーション。 挑戦。 そして、北村和夫さん。 アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)代表 彩乃木崇之 今回の「オセロー」において演出上もっとも注意した点は、嘘の排除と単純化でした。 できるだけ芝居臭さをなく…

いろんなことが起こっています!

しばらく更新しなくて、すみません。 実は今回の「オセロー」の稽古場では、 本当にいろいろなことが起こっています。 それは、良くも悪くもです。 そうなんです、 いいことと悪いことが交互に来る。 特に新人チーム。 たとえば、メンバーの誰かが体調を崩し…

自己肯定感。

今回の「オセロー」は、稽古の進め方がこれまでとは全く違う。 というより、抜本的改革のため、 これまでの方法をやめてみたのだ。 正直言うと、新しい方法が具体的に思いつかなかった。 だからとりあえず、これまでの方法を捨てた。 これまでの方法を捨てる…

なはッ、しまった!

誕生日を忘れてしまった。 そうなのです、ASC満11歳の誕生日は実は一昨日の4月23日。 誕生日のことなど全く忘れ稽古を始めていたところ、 ちょっとしたブレイクのときに、 徳丸が「今日、誕生日ですよね?」 僕「え? だれの? おまえは4月生まれだっ…