出演者急募!

次回11月公演「タイタス・アンドロニカス」の出演者を急募します!!
オーデションは8月5日(日)。詳細は、以下のURLにジャンプしてください。
http://www.k5.dion.ne.jp/~asc/stage/audition2007aki.html
この日どうしてもご都合の悪い方は、何とかしますので是非ご一報を。
 
この「タイタス・アンドロニカス」という作品、男がたくさん出ます。
(というか、もともとシェイクスピアには男役が多い。なんせ男優しかいなかったですから)
実は今ASCには、残念ながら男優陣が少ないのです。
ASCにとっては初めての新空間、川崎ファクトリーにて上演されるこの作品、
嬉しいことに本番と同じ空間で、リハーサルもできることになりました。
こんなチャンスはめったにない。ラッキーッ!
抜本的改革後の新生ASCが11年目に臨む記念碑的作品に、
皆様のお力を、ぜひともお借りしたいのです。
 
新空間「川崎ファクトリー」。
制作の石塚もブログに書いておりましたが、
川崎は今、芸術の街に変貌しつつあります。
その中でも実にアグレッシブな創造活動を展開しているのが、この川崎ファクトリー。
代表の渡辺さんは、抜群にオープンな人。
あまりにもオープンすぎて、どうお付き合いすればいいのか考えてしまいました。
つまり、こちら側が試されるということです。実に刺激的。                           
  

話は変わりますが、先日外画の吹替えをやってまいりました。
昨年暮れにASCでも上演したジュリアス・シーザーから題材をとったBS物。
スタジオに向かうと、すこぶる懐かしい先輩の顔が。
文学座原康義さん。
実は原さんは、僕の初舞台、文学座公演江守徹演出・北村和夫主演の「オセロー」で、
イアーゴー役を演じた先輩です。(僕は、セリフのない衛兵役)
そう、今年5月にASCで「オセロー」をやったとき、僕が演じた役です。
その報告から始まって、懐かしい話に花が咲きました。
まず原さんの口をついて出たのは、北村さんのカシミアのセーターを僕が洗濯機で洗った話。
(詳しくは石塚のブログhttp://d.hatena.ne.jp/satomiishizuka/20070623を参照ください)
そして、先日故人となられてしまった北村さん自身のお話や、
(僕も過日、北村さんのことをブログhttp://d.hatena.ne.jp/ayanogi/20070523と公演パンフで書かせてもらいました)
今の文学座のことなど。
 
原さん曰く、「お前が文学座にいた時代は、いい時代だったよ」
ん〜〜、ちょっと悲しい、でもそれが現実なのか。
僕は今でも、文学座が好き。
 
どうやら、仲間が一丸となって熱い芝居を創る、ということが
ストレートにはできない状況らしい。
それは俳優150人を抱える大劇団としての問題でもあり、それを取り巻く環境も要因しているようだ。
 
ASCは、大劇団ではない。出演者が足りないくらいだから。
そして、いつもメンバーが顔をつき合わせて、
「いい芝居とは、なんだ?!」「日本のシェイクスピアの最先端を行くぞ!」
などという話で喧々諤々である。
 
話を戻します。
そんな我が劇団ASCで、そして川崎ファクトリーで、
シェイクスピア屈指の異色作「タイタス・アンドロニカス」で、
一緒に芝居をやりませんか、皆さん!!!