2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Q。

Q,つまりタイミング。絶妙のタイミング、これはなかなか難しい。 芝居の場合は、Qのオンパレードだ。たとえば照明や音響のオペレーターは、照りを変えるQをまたは音楽がインするQを、生死にかかわるかのごとく集中して捉える。少しでも外れると、劇的効…

突き抜ける勇気。〜鳥取「ロミオとジュリエット」〜

子どもたちや若い世代に対して、先を読む力が不足している、とはよく耳にすることだ。子育て中にも稽古中でもそのことを僕もよく考えさせられる。 いま塾生の秋山と影山が昨年の「ハムレット」に引き続き、この夏鳥取の高校生とのコラボレーション企画第2弾…

ドラマのバトン。

先日の日記にtanakaさんがコメントを下さった。 4月24日酒井良一さんの劇評。 最近、このブログをチェックするのが、日課になってしまいました。 「ペリクリーズ」の一人の登場人物を複数の役者で演じるという事については、以前にも書き込みさせていただ…

劇的な「観客の衝動」&受けを学ぶための“突っ込み演技”の訓練。

今後の公演に向けて、二つの課題が見えてきた。 ひとつは、前日の記事http://d.hatena.ne.jp/ayanogi/20100424より、酒井さんからのご指摘に関して。 ただこの変幻ぶりが激しすぎるあまり、主人公に対する観客のイメージが分裂してしまう恐れもある。いき過…

酒井良一さんの劇評。

長年ASCのお芝居をご覧いただいている酒井良一様が“シェイクスピアの森通信”というメールマガジンに劇評を寄稿してくださった。もちろん「ペリクリーズ」のです。ご本人と、やはりいつも観劇いただいている“シェイクスピアの森通信”の関場理一様にご了承…

446歳と15歳。おめでとう!

今日は記念すべき誕生日。 シェイクスピアさん、生きていれば446歳(生きていられるわけないけど)。 アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)くん、まだまだ満15歳。 おめでとう! 446年前のことはよくわからないけど、15年前の4月…

“多呂さ”さんからのメール。

ご本人からの許可が下りたので、昨日のブログを書く動機となった“多呂さ”さんからのメールとご承諾いただいたメールを掲載します。“多呂さ”さん、ありがとうございました。 【4月20日】 彩乃木 代表 「ペリクリーズ」お疲れさまでした。 不思議な芝居でし…

ウソが生む真実。

昨日の続き。思考は続く。 俳優の衝動が舞台上の唯一の真実、とするならば、ではその真実はどのようにして生まれるのか、あるいは生み出すことができるのか。これが不思議なことに、真実はウソから生まれるという事実がある。 ドラマは、フィクションだ。そ…

舞台の上のたった一つの真実。

俳優の心に湧きあがる衝動こそが、舞台上での唯一の真実。 「ムダ話の会。」の常連、ASCの良き理解者“多呂さ”さんよりメールにて「ペリクリーズ」観劇のご感想をいただいた。とても暖かなご意見に心より感謝。全文をご紹介したいところだが、ご本人の了承…

サマーキャンプ 日程決まる。

春キャンプに引き続き、恒例の“ニューフィクション”メソッド・サマーキャンプの日程が決まりました。 以下のとおりです。一般の方も大歓迎、ぜひご参加を。 【“あやのぎ塾”主催“ニューフィクション”メソッド・サマーキャンプ2010】 2010年8月9日(…

課題の「満載」はおかしい?

昨日の日記のタイトル「課題満載。」はちょっとおかしな表現なのかな、と反省。課題ときたら「山積」か? 「ペリクリーズ」は海の話。海といえば船。そんなことを去年の秋の野外リハーサルからずっと考えてきたもんだから、つい「満載」という表現になってし…

課題満載。

「ペリクリーズ」、おかげさまで無事千秋楽を迎えました。ありがとうございました。 「すべては俳優の意志」を根本スローガンとし、「すべてはOK」「絶対に否定しない」を合言葉に、「どこまで深く思考できるか」にリハーサル期間・時間の大半を費やし(知…

初日が開きました。

なんとも不思議にいい感じに初日が開きました。 ありがとうございます。 本日夜の初日前に、朝から舞台稽古(通し稽古)を2回敢行。本番を入れ本日3回まわし。ジャニーズか? いつも舞台撮影をお願いしている写真家の石川純さん曰く、「ASCらしくないお…