2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

面白いだけじゃだめっすか?

江元勝 著「水は答えを知っている」。 この本のこと、レッスン中などによく話題に出す。 先日の早稲田でのシェイクスピア祭でも少し触れた。 その後、その本について 講演を聴いた人やその講演についての記事を読んだ人から いくつか感想をいただいた。両極…

場の気。

“あやのぎ塾”のレッスン会場は、神社。 川崎市中原区にある歴史のある由緒正しい新城神社。 その境内の一角にある開放的空間「新城クラブ」。 現在は“あやのぎ塾”のレッスンのみこの会場で行っているが、 以前はASCの本公演のリハーサルもここでやってい…

表面張力、最後の一滴、まったくもう!

昨日の“あやのぎ塾”のレッスン、新しい参加者登場。 僕とASCの10年来のお客さんでもあり、 演劇大好きな23歳の女の子。Kさん。 社会人。セレブ婦人を相手にする接客業。 (そうなんです、中学生のときからシェイクスピアファン、えらい!) “あやのぎ塾”…

シェイクスピア祭の模様。

以下の写真は、恥ずかしながらのシェイクスピア祭の模様です。 聴衆の方が撮影して送ってくださいました。 感謝です。 聞き手役の日野はよくやってくれた。 が、二人の打ち合わせが中途半端だったこともたしか。 一人でやるなら打ち合わせしすぎ。 二人でな…

早稲田シェイクスピア祭・・・完全敗北!

あきませんでした。 まったくだめな講演でした。 何がだめって、タイトルに 「スーパーヒーロー シェイクスピア!!」と銘打っておきながら、 講演内容が、シェイクスピアを上演する自分の話になってしまいました。 もう、問題外。あとで、猛省。 このタイト…

シェイクスピア祭で講演!

2年前は、 日本シェイクスピア協会主催のシェイクスピア祭で講演をさせてもらったが、 今年は早稲田大学演劇博物館主催のシェイクスピア祭での講演。 光栄である。 それもシェイクスピア生誕日・ASC創立記念日の4月23日。 とても嬉しい。 詳細は、下…

「赤ちゃん」ステッカー賛否論。アホか?!

昨日17日の東京新聞のコラムを読んでいて、アホらしくなった。 車の後部に貼る「赤ちゃん」ステッカー、 よく見かける、赤ん坊が乗っていることを後続車に知らせるためのもの、 それが評判悪いらしいのだ。かなりの割合の否定論者がいるとのこと。 なぜか…

芝居とは、本当に摩訶不思議。子供のころに教わること。

ご挨拶が大変遅くなってしまいました。 ASC第37回公演/“シェイクスピアではない作品シリーズ”第1弾 「恭しき娼婦」、先日13日無事千秋楽を迎えることができました。 皆様、本当にありがとうございました。 芝居とは、本当に摩訶不思議なもの。 楽日…

本番。よかったり、そうでなかったり。

芝居は本当に生き物、面白い。 11日(金)に初日。 そのマチネ(昼公演)は、悪くなかった。 が、初日にありがちな硬さはあった。 だけど、よかった。 ソワレ(夜公演)、よかった! これでいいぞ、安心だ。 ただしまだ、創り手側のいろいろな計算が見え隠…

今日は初日!

きのう10日は、舞台稽古。ゲネプロ。 いつもお世話になっている写真家の石川純さんに 写真も撮ってもらいました。 ありがとうございます! その最終舞台稽古は、これまでの最高の出来。 よかった! 照明や音響などテクニカルなものも含め、息が合った。 個…

パンフコメントです。

当日劇場にて配布するパンフのコメントを、いち早く皆さんへ。 何もない空間って、ホントにいい! アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)代表 彩乃木崇之 本日は、アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)第37回公演/“シェイク…

稽古場での発見12・・・やっぱりだめ&そして、よし!

やはり昨日8日の稽古は、よくなかった。 案の定すぎて、みんなにはちょっと悪いが面白いくらいだった。 力ずく。 そんな演技。 ようは、独りよがりの熱演となってしまった。 本人たちには、自覚があるようなないような・・・。 そして、9日の今日劇場入り…

稽古場での発見11・・・できた!

できた、できた。 今日の通し稽古、初日の本番でもよかったくらい、よかった! 昨日のこともあり、昼間の小返し稽古ではどうなることかと思いきや、 夜の通し稽古は、抜群によかった! 自分が一観客としてみたら、やられた!ってな感じ。 演出の僕が言うと変…

稽古場での発見10・・・ばらばら。

芝居は、本当に面白い。 日野・コウシ、昨日はすこぶるすばらしかったのに、今日は壊滅。 壊滅とは、二人の関係性のこと。 昨日深い関係になったのに、今日はまったくの赤の他人。 傍で見ていると、あっけにとられるくらいなのに、 本人たちにあまり自覚はな…

稽古場での発見9・・・原点。

今日、稽古場が原点に戻った。 日野、鈴木浩史の二人。 なかなか集中した時間をとっての稽古ができなかったシーン、 今日やっとまとまった時間をとっての稽古が可能になった。 最初はまったくうまくいかず。 どうしたものやらと僕も悩む。 とりあえず、食事…

稽古場での発見8・・・発芽。

大きな芽が、今出てきそうだ! 頭の土の重さを跳ねのけ、大きな芽が出てくる。 まさに今、そんな時期。 それを助ける役目の僕は、何をするべきか。 ここは慎重にならなくてはいけない。 過去を振り返るに、 この時期僕は多くの失敗をしているような気がする…

稽古場での発見7・・・共感と呼吸。

共感こそ、命。 観客と人生を共感する。 そのために、たとえばシェイクスピアの登場人物は しゃべりすぎるくらいしゃべる。 人に伝えようとする熱。 劇的登場人物の熱は、高い。 熱の高さは、心拍数の速さ、呼吸の深さ、 その回数に比例する。 呼吸。 これさ…

稽古場での発見6・・・プロレスの実況。

プロレスの実況。 これ演技とすごく似ている。 実況しているアナウンサーは、もちろん戦わない。 にもかかわらず、当のレスラーよりもエキサイトしている印象。 演技も同じ。 その役になりきる必要などない。 自分の実人生よりはるかにドラマチックな劇的登…

稽古場での発見5・・・自由。

たくさんの制約の中にこそ、真の自由がある。 大きな責任を覚悟したとき、真に自由になれる。 台詞や動き、つまり演技が自由自在になるとき、 それはきっとそんな時だろう。 観客が飽きてないかな、という外へのセンサーと 人って本当にこんなことするかな、…