パンフコメントです。

日劇場にて配布するパンフのコメントを、いち早く皆さんへ。 
 
 
何もない空間って、ホントにいい!
アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)代表 彩乃木崇之
 
本日は、アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)第37回公演/“シェイクスピアではない作品シリーズ”第1弾「恭しき娼婦」にご来場くださり、誠にありがとうございます。
 
今回のこの作品、実に多くの収穫がありました。日々得たそれらのことは、ブログでも書かせていただきました。(http://d.hatena.ne.jp/ayanogi/
 
何がよかったって、何もない空間、とにかくドラマとしてテンションを持たないムダなものは一切排した何もない空間を稽古当初からイメージできたことにより、人間関係への視点が予想以上に強大になったことです。
何もないのに、強烈なドラマはある。
 
観てもらうものは、人間だけ。
 
これは演出を担当している僕の印象のみならず、全裸になり文字通り体当たりで今回初のタイトルロールを演じる日野聡子をはじめ、もう3度目の競演となる僕の大好きなシーズンメンバーの鈴木浩史、日野が講師を勤める外部の演劇学校での教え子で将来とても有望な若き鈴木祐くんら、出演者全員が大きな実感として、初日直前の今感じていることです。
 
そして、シェイクスピアから教わったことが、いかに多く、偉大で、かつ人間愛に満ちた愛情深いものであったか、強く、強く、僕は体感しています。
 
稽古当初より、この作品は必ず成功するとの自負がすぐに僕の中で生まれました。
その成果を皆様、どうぞ観てやってください。
本日はご来場いただき、誠に、誠に、ありがとうございます!
最後までごゆっくりお楽しみください!!
 
【追記】
何もない空間といっておきながら、セツ・モードセミナー村松法尊(むらまつのりたか)先生のデッサン画をお借りし、たくさん飾らせていただきました。素敵です。
すべて日野がモデルとのこと。村松先生、この場をお借りして心からお礼申し上げます。
                             
 
“あやのぎ塾”新設!              
ASC代表の彩乃木崇之が、今年1月より私塾を開設しました。
これまでのASC演劇研究センターの内容よりもさらに充実、自由なスタイルのなかASC独自のシェイクスピア台詞術を中心にレッスンを行います。
また同時に、演技訓練のみならず、シェイクスピアの魅力を広く一般に広めることを主な目的のひとつにしています。詳しくは、事務局まで。
 ●新設“あやのぎ塾” 塾生募集  
 [募集コース] 
1.1年ごとの更新コース
2.月ごとの更新コース
3.マンツーマンコース
4.春期・夏期短期合宿ワークショップ
        詳細は事務局まで。http://homepage2.nifty.com/asc_web/ayanogijyuku/
 
次回公演情報とオーディション  ●ASC第38回公演「コリオレーナス」 2008年11月下旬 上演予定
 [キャスト・スタッフオーディション⇒2008年4月27日(日) 詳細は事務局まで]
  
【お知らせ】
早稲田演劇博物館主催“シェイクスピア祭 2008”にて
彩乃木崇之が講演決定!    「スーパーヒーロー シェイクスピア!!」
 
演劇界のスーパーヒーロー、シェイクスピアおじさん! 17年間シェイクスピアを演じ、演出してきたアカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)代表の彩乃木崇之(あやのぎたかゆき)が、演劇の創造現場からみたスーパーヒーローについて、実感的体感的にその魅力に迫る。軽妙トークと現場エピソード満載の1時間30分。
シェイクスピア生誕の日&ASC創立記念日 2008年4月23日(水)13:00〜14:30
会場;早稲田大学6号館レクチャールーム
お問合せ;早稲田大学演劇博物館03-5286-1829 http://www.waseda.jp/enpaku/