表面張力、最後の一滴、まったくもう!

昨日の“あやのぎ塾”のレッスン、新しい参加者登場。
僕とASCの10年来のお客さんでもあり、
演劇大好きな23歳の女の子。Kさん。
社会人。セレブ婦人を相手にする接客業。
(そうなんです、中学生のときからシェイクスピアファン、えらい!)
 
“あやのぎ塾”は、以前のブログにも書いたが、
プロ志望の若者のほか、一般の人との交流も目的にした。
http://d.hatena.ne.jp/ayanogi/searchdiary?word=%2a%5b%a4%a2%a4%e4%a4%ce%a4%ae%bd%ce%5d
その第一号がKさん。
レッスンは、面白い内容となった。
日野などにとっても新鮮な刺激となったはず。
 
ASC演劇研究センターのときから、
新しいメンバーが初めて参加する第1回目のレッスンで
必ず行うエクササイズがある。
それをやった。
それが思いのほか効果的だった。
そして僕は、落ち込んだのでした(笑)
 
なぜかってね、
まあそのレッスンというのは、
あるテーマにしたがってその場で書き上げた作文を
自分で、または他の人が演じてみるっていうもの。
 
で、大西。
大西が自分で発表した後僕がコメントした。
最近彼女は、僕のいうことがまったく腑に落ちないという顔をよくする。
なので何とか理解してもらおうと僕も必死になる。
結局1時間くらいのコメントになっちゃったじゃないか。
 
昼休み。
僕、少々虚脱感。
 
で午後、
その大西の作文をKさんがアレンジして発表。
一瞬で終わった。というのも、とても短いものとなっていた。
エッセンスのみ、という感じ。
それが原作者の大西に大きな感銘を与えた。自己発見を促した。
感動したようだ。 
 
う〜ん、
大西が自己発見したこと、僕もそのために午前中に1時間話していたのに。
まったく、もう。
 
表面張力ぎりぎりまでコップに水をいっぱいにしたのは、僕。
で、最後の一滴がKさん。
最後の一滴のほうが、当然本人(この場合大西)には印象に残る。
 
いっつもこうだなぁ、オレ。
損な役回りばっかりしてるよな〜〜〜
 
ま、いいか。
本人、自己発見したからね。
面白かったし。