面白いだけじゃだめっすか?

江元勝 著「水は答えを知っている」。
この本のこと、レッスン中などによく話題に出す。
先日の早稲田でのシェイクスピア祭でも少し触れた。
 
その後、その本について
講演を聴いた人やその講演についての記事を読んだ人から
いくつか感想をいただいた。両極だった。
 
「すぐに購入して読んだ。大変興味深かった。」
 
これは予想できた。だからこそ紹介したから。
意外だったのが、というより僕が知らなかっただけなんだけど、
「これは似非科学。数年前に賛否両論の話題となった。」
 
似非科学か〜
まあそういわれてもしょうがない内容かもね。
科学的に論証できていないが事実である、
なんて著者本人も書いちゃってたし。
 
ん〜、似非科学と切り捨てるにはもったいない、
なので、事実をもとにしたフィクションと考えてみた、
そうすると、俄然魅力的な創作物語とも言える。
(あれが事実かどうかを検証することには、僕は興味がない)
 
ものすごい乱暴な言い方だけど、事実でも科学でもフィクションでも
僕にとっては、面白いほうがいい。
そのほうが少なくとも得した感じがする、芝居の創作データとしても。
身内の不幸さえも役づくりに利用してしまう貪欲な役者根性が満たされる。
 
ただ一方で似非科学と非難されているものを、
講演で、それも早稲田大学という場所で話すのはどうなのよ、
ということは別に考えなくてはいけない気もする。
 
とはいっても、自分にとって面白いことしか結局僕は話せない。
自分にとって面白いことを熱弁するしか、僕には能がないよな〜。
青いな、オレ。
すみません。