「アンダンテ」パンフコメントです。

以下は、今週末本番を迎える「アンダンテ」で当日配布するパンフレットのコメントです。
 
それから、遅くなりましたが夏期合宿の報告です。
いや〜、実にハードでした、やっぱり。
みんなほんとに稽古が好き。
(それとも僕が好きで、みんながそれに合わせてくれてるのかな?) 
人の生活らしい感じだったのは初日だけ。
3日目にいたっては、食事も入浴もできずに4日目の夜明けまで稽古。
で、4日目は朝11時にチェックアウトなのに、7時に起きて稽古。
チェックアウトで解散かと思いきや、ホテル内の研修室を急遽借りて夜11まで稽古。
それでもやり足りないみんなの顔。
ほんとかよ?!
 
では、パンフコメントです。
 
 
君たちの真価
アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)代表 彩乃木崇之
 
本日はお忙しい中、アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)若手自主公演・大西伸子プレゼンツ「アンダンテ」にご来場いただき、誠にありがとうございます。
 
今回の公演は創作面はもちろんのこと、予算組みなど制作面も含め全て若手メンバーだけで行ってきました。そのため、ひとつの作品を創り上げる過程においての様々な課題を若手たちは経験できました。
 
そして、今回の試みが彼ら彼女らに問うものは、演劇芸術に対する自らの真価です。
自分には、なぜいまがあるか。自分は、なぜここにいるか。
やらされたのではなく、やりたくて自らがすすんで選んだ道。
自分のその初志に恥ずかしくない今があるか。
 
未熟ではあってもかりにも創造者としての大いなる“欲”をもって、本番3ステージに臨んでくれることを僕は期待しています。
ASCの若手たちを、皆様、暖かくも厳しく見守ってやって下さい。よろしくお願いいたします。                  
                             (あやのぎたかゆき)