ヴェニスの商人

劇評第2弾、演劇誌「テアトロ」7月号

こちらにも掲載されました。 これまた気恥ずかしいくらいのお褒めのお言葉、本当にありがとうございます! みなさん、よかったらぜひご一読を。 評者:斎藤偕子さん

劇評が出た!「悲劇喜劇」

僕は抜群に嬉しいです! 演劇誌「悲劇喜劇」7月号に「ヴェニスの商人」の劇評が出ました。 かなりのいい評価! 嬉しい!! ぜひ読んでやってください。 評者:小田島恒志さん

スカーンと笑い飛ばすのは、愛。だけど痛い?!

『人間の愚かさを知る。そういうことが喜劇の根底にあるものなのでしょうね。』 先日の 5月12日の日記【一点の曇りもない強烈な差別】 の方からまたメールをいただいた。ありがとうございました。その中にあったその方の一言が上記。名言。まさにその通り…

劇評&舞台写真掲載「悲劇喜劇」「テアトロ」

お知らせです。 演劇誌「悲劇喜劇」7月号(6/7発売)と「テアトロ」7月号(7/1発売)に、「ヴェニスの商人」の劇評と舞台写真が掲載される予定です。 お楽しみに。 僕もとても楽しみです。

一点の曇りもない強烈な差別。

以下のメール返信文は、ASCの古くからのお客様からいただいた「ヴェニスの商人」についての貴重なご感想に対して僕がお返事を差し上げたものです。開かれた劇場、差別という問題、僕はこんなふうに考えています。 彩乃木です。 先日はお忙しい中ご観劇く…

打ち上がりました!

5月3日、「ヴェニスの商人」おかげさまで無事千秋楽を向かえました。ありがとうございました。上演を決めてから約1年、本格的な準備に入ったのが昨年11月くらいからか。今年に入ってからは、いつになく準備がすこぶる順調に進んでいることに喜びを感じ…

歓喜の千秋楽。

すこぶるいい。 あまりにもチョ−手前味噌だが、今回の芝居はいい。 客席も満員御礼。 毎日のこの幸福感。たとえようがない。 明日3日、あ、もう今日か。 千秋楽、喜びに押しつぶれそうな日となるだろう。 30年近く芝居をやってるけど、こんなことめったに…

若手がいい。

いま本番中の「ヴェニスの商人」、20歳代・30歳代の若手も実にいい味を出してくれている。若手の個性が輝くとき、とても嬉しい。 ● 谷畑聡くん タニー(と僕が勝手に呼んでいる)は実に繊細だ。見かけはイタリア人のようにバタ臭いが、日本人の素晴らし…

お客様に怒られた。

昨日26日のマチネの開演前に、劇場内で他のお客様全員の前で、思いっきり怒られた。トイレに長蛇の列ができたために開演時間をおすことになってしまい、それが長すぎた。20分。トイレの数がないという遊空間がざびぃという空間の弱いところだが、それに…

初日です。

夏に引き続き大きな発見と収穫のあった“ニューフィクション”春合宿ののち三日間の舞台稽古も終了しました。 いよいよ今日初日です。 いい形であがってます。自信作です。 ご期待ください!!

最高の稽古最終日!

昨日17日は「ヴェニスの商人」リハーサル最終日、11回目の通し稽古を行った。演出を担当している僕がいうと手前味噌はなはだしいが、本当にいい作品に仕上がっている。稽古を観ていて僕は一人にんまりし、また感謝の気持ちで一杯。 で、通し終了後にミー…

リスクと新しい関係、意志と勇気。

新しい関係を構築しようとするとき、必ずリスクを伴う。新しい関係を取り結ぼうとする相手(他者)から否定されるのではないかという恐怖だ。人に否定される、これは誰でも一番イヤだ。だから予想範囲内での安全策を講じようとしてしまう。が、安全策は新し…

僕も野毛山動物園。

日野や大西、後藤さんなどもうだいぶ前にいったみたいだが、先日稽古前に家族と一緒に僕も野毛山動物園にいってきた。稽古場の急な坂スタジオからホントに近い、徒歩1分。実はこの動物園には、僕はもう数えられないくらい来ている。ここに来ると、白い体毛に…

男気の美人。〜沢海陽子という女優その2〜

沢海陽子さん、本当に素敵な人だ。 今日もあらためて感じ入った。なんというか、変な表現だが視野や視点が僕などより一回り大きいというかおおらかというか。すごい。 そしてかつ、魅力的な女性であるにもかかわらず、男気を強烈に感じる。潔さが見事。その…

妄想力と想像力。

妄想と想像は、当たり前だが大きく違う。 何が違う? 妄想はほとんど役に立たないが、想像は創造につながる。 なぜ? 視点の問題か。 妄想は、視点がほとんど自分に固定されている。 想像は、自分から始まるが他者にも移り自在。 だから創造につながるわけか…

爆裂。〜藤田三三三さん〜

藤田三三三さん。「ふじたささみ」さんと読む。面白い名前だ。もうASCの公演では創立間もない頃からのおなじみ。お世話になってます。ありがとうございます。 今回の藤田さん、もうなんといったらいいか、爆裂してる。藤田さんが出てくるシーンで稽古場で笑…

阿吽の呼吸。〜トタンこと戸谷昌弘〜

トタンとは、思えば1992年からの付き合いだ。グローブ座カンパニーで共演したのが始まり。結構長いなぁ。これまで本当にお世話になった。ありがとう。ASCの公演にもこれまで何度も出てくれている。 今回トタンと稽古をやっていて毎回感じることがある。阿吽…

初心の人。〜後藤敦さん〜

テアトル・エコーの後藤敦さん。 大西のブログにもあるように、後藤さんの稽古場入りが最近とみにとても早い。通し稽古のある日などたぶん少なくとも2時間前には稽古場入りされているのではないか。掃除までしてもらってる。ありがとうございます。 初心。 …

善後策。

善後策をいかに講ずることができるか。 これはとても大切なことだ。誰でもミスっちやう。そのあといかにそのミスを取り返し、さらにミスがあったことで新たな発見と収穫を得る、貪欲な善後策を講ずる。 稽古場のベテラン組は、すぐにそれをやる。自分のでも…

創造欲。

創造欲。 この欲望は食欲などの三大欲望と同じく、人間に備わった天賦の欲望だと思う。DNAに刻まれている。が、この欲望がめざましく発動するためには、本人の強い意志を必要とするところが他の欲望と違うところなのだと、今日の稽古でしみじみ感じた。

笑いのたえない稽古場。

ASCの過去38回の公演の中、こんなに笑いの絶えない稽古場は初めてだ。 稽古開始前も、急な坂スタジオの建物に入り僕らの稽古場スタジオ3に向かおうと廊下を歩いていると、毎日笑い声が聞こえてくる。休憩中もそうだ。 僕はハッピーだ。 仲間が笑っていて…

爆笑の美人。〜沢海陽子という女優〜

実に素敵な人だ。沢海陽子(そうみようこ)さんという女優。 思いっきりの良さでは、今回の稽古場で首位争い、女性陣ではもちろん単独トップ。「まずはベタでやってみましょう」という僕の提案に、それはもう極端なまでのベタでやってみせてくれる。稽古場大…

俳優が越えた!

今日も素敵な発見がたくさんあった日だった。まだ「立ち読み」稽古(ま、ほとんどいきなりの立ち稽古)に入って3日目だというのに収穫が実に多い。今日の特筆は、沢海陽子さんと日野聡子がすばらしい瞬間を披露してくれたこと。俳優の衝動と意志が演出的仕…

新しい関係を創ってもらえた。〜簡憲幸さんという人〜

先日の水曜日、ゼネラルマネージャー簡憲幸さんと会った。ASCの個々の公演に関してというより、最近は僕個人の相談役としていつもお世話になっている。その簡さんと久しぶりに話が弾んだ。5時間さしで飲んだ。 今回の「ヴェニスの商人」の演出コンセプトは…

自分の生かし方を、人はもともと知っている。

自分の生かし方を、人はもともと知っている。 こんなことを強く実感した稽古だった。 稽古2日目の今日からはいきなり立ち稽古となった。僕が希望したことでもあるが、決定はみんなの総意をもらった。ただし、やっぱりまだ読み合わせ稽古をしたい人もいるし…

「ヴェニスの商人」顔合わせ!

「滑り出したぞ〜」 そんな思いを今日はとても強く感じました。 昨日までは、自分を軸にして制作的なことや演出的な作業を進めて行くことができたけど、今日からはもうみんなと一緒にやっていく、というよりみんなの手に委ねた、って感じです。 大きな船が大…

肉は切れないよ。〜荒井真鈴考〜

先日、「ヴェニスの商人」出演者最年少20歳の荒井真鈴ちゃんのご両親にお会いした。 きっととてもご心配だったんですね。 でもでも、お会いして僕の方がびっくりした。 お父さんは、東大法学部卒で同大学院まで進んだ方。なおかつ、小説家でシンガーソング…

キャスティング

☆配役について 「演目&配役は、当日観客のリクエストで決定!」 というのが、ASCのひとつの理想。落語みたいだ。少しでも理想に近づくためにリハーサルでは出演者はすべての役に挑戦!!してもらおう(^.^) 当日開演前に配役発表。日替わり?!にできたらい…

若さの凄さ

昨年12月から昨日まで計8回にわたって個人指導をしていた。1日4時間。この春大学の演劇科を受験する郡山の大嶋さん。もちろん現役。毎回郡山から日帰りで通ってきた。結構根性あり。 初めて会ったとき、とてもレスポンスの早い子だと思った。頭の回転が…

演出コメントです!(チラシ掲載)

アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)第38回公演 遊空間がざびぃ演劇祭“がざびぃ芝居月2009”「それぞれのシェイクスピア」参加作品 「ヴェニスの商人」 〜 肉はきれないよ。〜 裁判員制度の予行演習にぜひ! アカデミック・シェイクス…