善後策。

善後策をいかに講ずることができるか。
これはとても大切なことだ。誰でもミスっちやう。そのあといかにそのミスを取り返し、さらにミスがあったことで新たな発見と収穫を得る、貪欲な善後策を講ずる。
稽古場のベテラン組は、すぐにそれをやる。自分のでも人のでもミスを隠そうとしない。だからこそ、適確な善後策を直後に思いつく。若手は、ミスをごまかそうとする、なきものにしようとする。だから、パニックになる。さらにそのパニックをごまかそうとして、平均的な類型演技または力だけの入った熱演にはしる。独りよがり。
素直が一番。
後で悔いても始まらない。
人生も芝居も、常に善後策を講ずる意志をもてば先は明るい。ごまかさないことだ、なにも。
 
差別。
人間の根源にあるこの感覚。DNAに組み込まれている残酷。
カラッと、ドギューンと、ガハハな感じで、鋭くお魅せします。
ご自身の残忍性を笑ってお楽しみください。ヘッ、ヘッ、ヘッ。