キャスティング

☆配役について
「演目&配役は、当日観客のリクエストで決定!」
というのが、ASCのひとつの理想。落語みたいだ。少しでも理想に近づくためにリハーサルでは出演者はすべての役に挑戦!!してもらおう(^.^) 当日開演前に配役発表。日替わり?!にできたらいいなぁ。(ayanogi)

 
上のコメント、今回の「ヴェニスの商人」のチラシに掲載したキャスティングについてのもの。チラシをごらんになった方はおわかりかと思いますが、出演者名は載っているが配役は発表していません。「全員で切磋琢磨してやりたい役を勝ちとろう!」というような根性論的な発想ではもちろんないです。
 
自由に、本当に自由にできないものかなぁ、お芝居を。
なにも構えず、企まず、用意せず、そこに存在(いる)だけであらゆるものが表現できたらなぁ。
そのためには、すべてに構えて、考えうる限りを企んで、起こり得るあらゆることに対処するべく完全無欠に用意する、してやる。その意志からでしか始められない。で、本番では全部忘れる。無、それも意志。
 
多次元演技・無次元演技。
そんな言葉が昨夏の“ニューフィクション”合宿から生まれた。
無重力状態のような自由がほしい。が、引力は明らかに存在する。
観客とだ。