ストレッチマンは、ハムレット!


http://www20.atwiki.jp/battler/pages/3811.html
このサイトをみてほしい。
NHK教育の人気キャラクター&長寿番組に、「ストレッチマン」というのがある。子供ができてから知ったのだが、実に面白い。ナンセンスなのに意味深い。ひょんなことから塾生との話題に上がったのであらためて検索。上記のページにあたった。以下、その抜粋。

グルグルパックン』の一コーナーとして1994年の同番組放送開始と共に始まった。当初は怪人との対決などは一切無く、スタジオでストレッチ体操を行うだけのコーナーであったが、1996年度から内容を一新、ストレッチ体操を行った後、各地の養護学校を襲撃する怪人達と対決する、という現在の内容になった。
地球でいうストレッチ体操が得意で趣味でもある。性格は明朗快活であまり深く悩まないが、ストレッチに悩んだら気晴らしにストレッチをする。それほどストレッチを愛していて生活の一部になっている。

そうこの番組は視聴者参加型で、登場するのは養護学校の生徒たちとその先生である。先生が怪人に変装して(シツレイながらとってもチープ、がそこがいい)児童たちを襲撃する。そこに正義の味方ストレッチマンが助けに来る。必殺技は児童たちと一緒にやるストレッチでうまれた「ストレッチパワー」&ストレッチ光線。
 
この話を日野にしたら、とてもいいことに注目した。以下、彼女のメールから抜粋。

ストレッチマンは、ストレッチに悩んだら、気晴らしにストレッチをするそうですね。
お、おもしろい・・・。
現実逃避して海外旅行に行ったって、問題は解決されない、だったら問題に取り組んだ方が何かが生まれる、というか。
言い訳するな、すり替えだぜ、って、ストレッチマンが言う。。。
明るいですね〜!

“ニューフィクション”メソッドそのものではないか?!
問題解決の糸口は、その問題と勇気を持って対峙したときにこそ光明を見出せる。目をそむけない。それも「ストレッチに悩んだら、気晴らしにストレッチをする」、問題解決を「気晴らし」的に軽々とやってのける、その軽快さ。深刻さとは縁遠い。確かに明るい。きっと真剣なのだ。以下僕の返信。

そうなんだよ、だから番組は一見ナンセンスに製作されているけど、なんだか面白いんだよね。中年の親父がヒーローというところも実にいい。
自分の歩んできた人生に対して(つまり過去に対して)「これでよかったんだろうか」、そんな悩み多き中年親父が、悩んだらまず悩んでいることをやってみる。止まらない。僕も同じ中年、勇気をもらえるなぁ。
普通は悩んだら、そこで止まっちゃうもんね。悩んでいるふりしてお休みしちゃう。ストレッチマンは止まらない。ハムレットと同じだ。考え続けるのだ。
ストレッチマンこそ、ハムレット

日野のおかげで、ストレッチマンの奥深さを再認識できた。ありがとう。
  
上記の抜粋にもあるように、「ストレッチマン」という番組の内容がいまの形になったのは、1996年。お〜、ASCの創立と同じ年ではないか?!
それにしてもこのストレッチマンをやっている人、気になる。絶対に役者だ。なんともいえない垢抜けないところ、土臭さ、ストレッチマンといいながら結構身体は固い。笑える。きっと苦労人に違いない。早速検索。
  
ストレッチマン=宇仁菅 真(うにすが まこと、1965年11月14日)
ほうほう、歳は僕のちょっと下くらいか、同世代だとは思っていた。さらに検索。な、なんと、鳥取県の出身ではないか?!同郷人だった!!だからか、この親近感。垢抜けできない鳥取人気質。
  
宇仁菅 真(うにすが まこと)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%87%E5%9B%A3%E4%BA%94%E6%9C%9F%E4%BC%9A
  
お、お〜、さらになんと!!鳥取県倉吉市の出身で、母校は、倉吉東高校とある。先の鳥取ハムレット」の高校生たち、塾生の秋山と同じ高校ではないか。喜べ秋山、大先輩にハムレットがいたぞ!
  
なんかとっても嬉しい気分だ。
そして良きライバルだ。勝手に決めた。
ストレッチマンよ、いつか会おう!!