合宿感想メールその1 高尾枝理より 〜2006鳥取「不届千萬忠臣蔵」共演者〜

高尾枝理は、まだ20歳。島根県在住
共演したときは、なんと18歳。島根県から通ってきた。
子供のときから、僕の数少ない声優レギュラー、アニメ「南国少年パプアくん」のファンだったとのこと。
ちなみに、そのときの僕の役は『忍者トットリくん』。
若いがなかなか、考え方はとてもしっかりしてる。
 
その彼女が、来年1月の自分の誕生日に地元で芝居をやると言う。
自分が責任者になって。
かつその芝居は、ある目的をもって継続していくシリーズの第1弾にすぎないらしい。
話を聞くと、劇団結成に近い印象。
すごいなぁ。
そんなこんなで、最近立て続けに相談のメールが来ていた。
 
で、彼女からの以下のメールは合宿とは直接関係ないけど、
合宿の影響が僕の返信に伺えるので、プロローグとして掲載しました。
 
だけど、ま、ただの説教オヤジでしかないかもしれないけど。。。
ただの説教オヤジだなぁ、読み返すと、やっぱり。

 
 
【高尾枝理より 2008.8.20 23:18】
 
合宿、今日まででしたっけ??
お疲れ様です☆★☆
ゆっくり休んで下さい
 
(途中別件の伝言あり)
 
そして、この間は本当にすみませんでした。
私、多分浮かれてたんだと思います。
今までこんなに彩乃木さんと連絡とったコトなかったから。
でも、もっと彩乃木さんのコト考えなぃといけないのに…。
 
 
【僕からの返信 翌2008.8.21 10:50】
 
(まず別件のことにお礼)
 
合宿はおかげさまで、これまでになく有意義なものになったよ。

この前のこと、たとえばね、
 
(ここで以前、彼女を僕がなぜ叱ったかを具体的に記述しているが、ここでは省く)
  
なので、僕は怒ってないよ。
叱っただけ。
 
以下、今回のことも含め、今後の君の活動についての僕からのアドバイス
 
人を怒らせたと感じたときや叱られたとき、ついやってしまうのが自己正当化。 
「自分にだって理由や事情がある」というやつだ。
 
誰でも自己正当化をしたくなるし、とくに無意識の行動だった場合
「そんなつもりはなかった」と言い訳したくなるけど、そこをぐっと抑え、
たとえ無意識だったとしても自分に非があると自覚して、まず謝るのはとてもいいこと。
君はそうする人だし、とても素直。そこが僕は好きだ。
  
だけど、謝るときに今回のように単にそのときの自分の個人的事情を相手に伝えるんじゃなくて、
よく考えた上で、なにが悪かったかを具体的に挙げて反省していることを相手に伝えて、
さらに今後同じ失敗をしないためにどう改めるかをこれも具体的にしてやはり相手に伝えること。
(相手が怒ってると思ってるから、そのあとは連絡するのに気が重いけど、そこを努力する。)
 
そこまでしないと、相手は残念に思うよ。
だって、怒ったり叱ったりするのはとてもエネルギーがいること。
君に分かってほしいという熱意の行為。
それにきちんと応えることが大切。
そうすれば、失敗はチャンスとなって、君は失敗以前よりも相手に信頼されるようになるよ。
 
ちなみにただ謝って事情を述べただけだと、反省ではなくご機嫌取りと相手に解釈されかねない。
 
要注意じゃ。
しかと心がけるがよいぞよ。