脅すな。


「先生に言うぞ!」
朝のキッズガードの時、頻繁にではないが、
何度も同じ注意をさせる子に対し、特に高学年の子に対し、
つい口をついて出てしまう言葉。
今朝は2度も使ってしまった。
注意され素直に反省している子には、まず言わない。言う気にならない。
子どもがごまかそう、おちゃらけようとすると、この手の言葉が僕の口から出てくる。
いわゆる、脅しだ。
 
小学生くらいならこの脅しは割合効く。
が、脅されていうことを聞いたように見えても、ほとんど意味はない。
子どもたちがわからなければ、理解してもらわねば、意味はないのだ。
 
危険であるということ。
人にとって自分は大切な存在であるということ。
自分を大切にするということ。
 
短い時間で、交通量の多い道路上で、ほかの子の安全にも留意しながら、
的確に、伝える。
それが僕の役。
なんと難しい。
芝居よりも、はるかに難しい。
本番中何度もセリフをかんでいるようなものだ。
 
※画像は、もちろん北斎