理念と状況適応。


  
西部邁ゼミナール」という番組を見た。「戦後の政治家群像・こんな世の中に誰がした」という副題がついていた。日本をアメリカの被保護国にした吉田茂についての回だった。
 
普天間問題。政治とはいったい? 日常社会ではありえないくらい子どもっぽいことが、政治の舞台ではあたりまえに行われているように見えるのは僕だけか。「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中」で子ども対象に行った『こんな大人にはなりたいくない』投票で、鳩山総理が第1位とは。
 
理念だけでは生きてはいけない。
が、目の前の状況だけに適応していくだけではあまりに情けない。
状況に適応しつつも理念を貫く方策とは。
 
一寸の虫にも五分の魂。
長いものには巻かれろ。
 
ちょっと話がそれるかもしれないが、二つのことわざを思いついた。
極微な自分がごくわずかでも何かを残して死ぬために、この二つ、一緒にしたい。
 
※写真は、ASC第33回公演/創立10周年記念公演「ジュリアス・シーザー」より
理念に燃えるローマ人キャシアス
http://homepage2.nifty.com/asc_web/gallery/2006/g_33.html