「マクベス」、残すところあと4ステージ。
「マクベス」旅公演に加え、鳥取「ハムレット」やサマーキャンプのため結構おおいそがしだった8月も終わった。9月に入り突然秋を感じるこのごろ、夏の終わりは少し寂しい。
今回の「マクベス」、いつにもまして収穫がたくさんあった。一つ一つあげると枚挙に暇がないが、なんというか、やっと本気で芝居(演技)をしてる感じがした。そんなことをいまさら言うと叱られそうだが、これまでの演技はどこかまだ余力があったのではないかと思う。余力というか、真剣さというものが本当にあったのか、と自問自答したくなる。
杉村先生(杉村春子)が生前「徹子の部屋」かなにかでおっしゃっていた。「若い頃は、遊んでいるようなものでした」と。先生に同感とは、おこがましすぎる。が今回、少しだけそのことを感じた。感謝。真剣とは、本当に怖い。怖いからこそ、真剣になれる。
やっとスタートラインか?!
おれの演劇、真剣勝負はこれからだな。