本質は眠い?〜がざびぃワークショップ初日〜

今日から日曜日まで5日間にわたる遊空間がざびぃ主催のワークショップ、本日初日。いい感じだった、感謝。
 
で、今日の気になったこと。
 
その1。
“ニューフィクション”メソッドの本質、それに関してしゃべっていたとき、同席してくれていたがざびぃのスタッフが眠そうだった。う〜ん、本質を知っている人にとっての当たり前の話は、やっぱり眠いんだなぁ。ちょっと、ショック。
 
その2。
塾生の秋山の芸風、まだ20歳で芸風もなにもないのだが、彼はいつもある種のパターンから芝居をはじめる。必ず前置きがある。とくに即興などのエチュードの場合はそうだ。課題とはまったく無関係なことをはじめて、それが結構長くて、みている者をあきれさせる。あきれさせたとき、ある不意打ちで笑いをとる。あきれさせて笑われる。いわゆる失笑だ、まあ彼の場合面白いんだけど。そうやってからはじめて自分の芝居に入っていく。
う〜ん、ズルイなぁ。臆病。とても鳥取人気質を感じる、同郷だから。若いうちはそれでもいいけど、すぐにその手は通じなくなる。いま笑われている間に、次なる芸風を身につけよ。失笑はあくまで失笑だ。この手を完全にやめるか、逆に極めるか?! 
 
その3。
飲み会。ワークショップ初日なのに、で、22:00過ぎという決して早くはない時刻に終わっているのに、ほぼ全員参加の飲み会となる。いい感じ。
僕にとっては懐かしの小劇場ブームのりの若者たちがいたり、さらに懐かしの新劇ノリの人がいたり。楽しかった。
ちょっと解説すると、飲み会での参加の仕方についてだが、前者は自分のボルテージの高さがウリ、後者は「オレはロンリーウルフさ」てなかんじで積極的には会話に参加しないタイプ。どちらも憎めない、かわいらしい。だってどちらも人恋しい。
 
“ニューフィクション”メソッドの目的、それはただひとつ。【新しい関係の構築とその連続】。
当たり前を当たり前だと思い込んでしまうこと、失笑をあえて望むこと、臆病ゆえにノリで押し通すこと、反対にやはり臆病だから強面にクールを気取ること、う〜ん、全部新しくないなぁ。その人本人にとって、きっとそれは予想範囲内の行動だから。まずは自分との新しい関係が大切。
 
人はみんな怖がりだ。だから笑い飛ばしてやろう。愛。笑い飛ばせば、福きたる。(飲み会から帰宅したばかり、オレちょっといま酔ってるかな?)
おやすみなさ〜い。。。
 
あ、そうだ。
今日のワークショップ、塾生の日野と秋山、実にいい仕事(エクササイズの発表)をしてくれた。秋山はたしかに失笑から入ったが、その後の本編はよかった、まっすぐだった。日野は、そのスタート、そして突然の出来事に対するレスポンスとリアクション、とてもいい。二人とも“あやのぎ塾”塾生の誇りを感じさせた。僕は鼻が高かった。嬉しかった。ありがとう!