やっぱり浅はかでした。

 
チェーンメールの話。
たとえ内容が真実であっても、
すぐに他に転送するのは愚かなことと反省。
 
今回のようなケースで、過去本当に輸血の血が足りなくて
メールを介して呼びかけたことがあったそうだ。
結果問い合わせが殺到し、実際の病院業務に支障をきたし、
その病院は多大な迷惑をこうむったとのこと。
 
またサーバーへの負荷も甚大。
パンクすればしたで、それも大きな社会問題だ。
 
今回のような場合や臓器提供者の募集など、
こういうケースでは、原則として、
まず支援組織を立ち上げなくてはいけないようだ。
臓器移植などでの「○○ちゃんを守る会」だ。
 
そして窓口と、責任者をはっきりさせる。
支援組織の責任者の存在こそが、重要。
そこにこそ初めて、信憑性や信頼性が生まれる。
メールの転送では、その一番重要な部分があいまい。
メールの転送では、あまりにもお手軽。 
 
反省。
  
代表者たるもの、
情報の信憑性を確認せずに動くな。
看板しょってる人間がしていいことか。
社会性の欠如だ。
 
その反省の上で、
脊髄反射的に軽率な行動をとってしまった自分は何者かも考えてみる。
 
脊髄反射
 
これ、創る側にも観る側にも実は不可欠な要素では?
芝居は理性じゃないから、そういう意味では
脊髄反射は大切。
が、それはコントロールされているものでなくては
俳優には役に立たない。
 
軽率な行為というのは、レスポンスはよくても
善悪の判断はすっ飛ばす場合がある。
軽率ゆえに、熟慮していない。
十分にコントロールされていない。
 
熟慮の上で善行に対してのみ正しく反応する、
さらにその反応時間が極めて短い、
そんな脊髄反射能力を養うにはどうすればいいのだろう?
(そうなると脊髄反射とはいわないのかもな)
 
考えてみれば、素早い慎重さを身につける訓練、
それが人間探求を目的とする俳優修行そのものだ。
 
俳優としてまだまだ修行がたりんなぁ!
人間としても。
結局、本質的にバカなんだな、オレ。  
 

以上のようなことを大いに考えさせてくれた親友に感謝。
その親友が、今回の件で
チェーンメールに関して僕に詳しく話してくれた。
大いに勉強となった。
ありがとう!
 
俳優こそ、良識人たれ!
子供の自由さと、大人の叡智。
この二つの両立はなんと難しいことか。(少なくとも僕には)
責任ある大人、どうすれば、いつになれば、なれる。