お褒めいただき、ありがとうございます。

僕が愛読させていただいているメルマガに「シェイクスピアの森通信」があります。
今日はそこでお褒めいただいた昨年の「メジャー・フォー・メジャー」についての記事を、
シェイクスピアの森通信」の関場さん、記事をお書きになった新納さんのご承諾を得て、
皆さんにご紹介いたします。
正直言って、自慢です。
以下、記事の一部を転載させていただきました。
 

1月第4週の「シェイクスピアの森通信 2007/1/22号」をお送りします。

トップは新春特別寄稿の第2弾で、新納(にいろ)たも子さんの

「2006年 私が選んだシェイクスピア劇ベスト5」です。

シェイクスピアを楽しむ会−シェイクスピアの森・町田」の代表の

新納たも子さんは、年間20本以上のシェイクスピア劇をご覧になっています。

新納さんに昨年のステージからベスト5を選んで、

短いコメントを加えていただきました。

今週のトピックスは〈新刊書から〉です。

            シェイクスピアの森 森番 関場理一

   シェイクスピアの森通信 2007/1/22号
《新春特別寄稿》

「2006年 私が選んだシェイクスピア劇ベスト5」

<その2>〜新納たも子

私が見た範囲の中からの選択ですから、偏りがありますが、

感動した順に五つ挙げてみます。


1.「尺には尺を」(ASC−アカデミック・シェイクスピアカンパニー)
   演出・主演 彩乃木崇之 於・横浜山手聖公会・聖堂   
  人間の持つ清濁2面を教会堂の中で演じ、しかも修道女見習いで

  信仰心厚いとみなされているイザベラ役と、売春宿のポン引きポンピー役とを

  同じ女優が演ずるという演出の卓見に敬服した。(06年4月28日観劇)

2.「リア王」(人形劇団ひとみ座)
   上演台本・演出 伊東史朗 於・共済みらいホール
  高度な技術を駆使して人形を操り、動きが生身の人間のそれよりも

  象徴的に表現されていた。(例えばすすり泣きの体の振動など)
  村の道化の集団(人間俳優)が人形芝居を見せるという外枠が効果的に

  生かされていた。 (06年2月5日観劇)

3.「マクベス」(モスクワ ユーゴザーパド劇場来日公演)
   演出・ワレリー・ベリャコービッチ ロシア語上演・日本語字幕つき
   於・アートスフィアー
  権力への野望が、いかに人間を破滅に追いやるかという一点に集中した

  演出は強烈なダイナミックなステージであった。

  男優達の演じる上半身裸の魔女と舞台中央に横並びに置かれた

  4枚の大きな金属板の閉開が印象的であった。(06年3月21日観劇)

4.「タイタス・アンドロニカス」 演出・蜷川幸雄
   於・彩の国さいたま芸術劇場大ホール  
  エネルギー溢れる役者たちの演技に圧倒された。白で統一された舞台の

  中で血を表す赤糸の束が効果的。

  残虐な行為と復讐の連鎖が現代のわれわれに問いかけるものは何か。

5.Love's Labour's Lost (Oxford University Dramatic Society 来日公演)
   演出・キャサリン・サゴスキー 英語上演・日本語字幕つき
   於・東京芸術劇場小ホール2
  若者たちが演じるのにふさわしい作品で、爽やかなステージであった。

  シェイクスピアの台詞の響きの美しさを改めて感じた。

  この劇団の舞台装置は、いつも貧弱であるが、今回はシンプルな中に

  おしゃれな雰囲気があった。(06年8月12日観劇)  



どうですか、ユーゴザーパドや蜷川さんを抑え、「感動した順」でASCがトップ!!
とっても嬉しいです。
新納様、関場様、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。