ユーモア

抜本的改革をASCの今年のスローガンにしてから、
早1ヶ月が過ぎてしまった。
改革は進んでいるのか。
 
実は具体的方策をひねり出すためだけに、
この1ヶ月を費やしてしまったような気がする。
いかん、いかん。
 
ただ闇雲に時間ばかりが過ぎていったのではない、
と少し自分を慰める。
 
組織を改変していくためには、
まずその代表者である自分自身を変えねばならぬと思い、
自分に対しての今年の具体的スローガンを考えてみた。
 
『3O+1N』(スリー オー ワン エヌ)
『遅れない・怒らない・落ち着いて+飲み過ぎない』
 
当たり前のことだけど、これを実践すると気持ちがいいですね、実に。
先日研究生にこのスローガンを発表したところ、
3つめの「怒らない」に大きな反応。
「彩乃木さんにそれは無理だ〜」という反応のようだった。
心外だな。
今までだって、僕は君たちを怒っていたわけではないのだ。
愛を込めて、『叱って』いたのだ。
しかし、まるで感情的に暴力的に、
怒っているようにとられてしまっているのではないかとの反省から、
それでは僕の真意が全く伝わらないではないかとの猛省から
このスローガンを考え出した。
 
じゃ、具体的にどうする?
そこで思い浮かんだのが、『ユーモア』だ。
僕にはユーモアが足りなかったから、怒っているようにとられていたのではないか。
冷静さを欠いている、と思われた。
それに『3O+1N』を実践すると、おのずと気持ちに余裕が生まれ、
ユーモラスにもなってくるようだ。
 
深刻な問題の場合でも、必ずユーモアを心がけること。
ユーモアは、相手の人格を尊重する意思表示だということを、最近僕は強く実感する。
そうだよ、自分が拒絶したい相手なんかには、冗談言わないもんね。
 
そういえば、以前野口が稽古中にテンパっている時期に、
彼女のお母さんの絵美さんが、
「あなたに足りないのは、ユーモアよ!」
とアドバイスをされていたと聞いたことがある。
 
うん、いつでもユーモア!!
 
『3O+1N』=ユーモア
今年はこれで行こう! 今年の方程式、決まり。
 
【追伸】
劇団としての抜本的改革の具体案として、
現在のところ、まず2点を考えています。
 
一つは、新人の育成にこれまで以上に心血を注ぐこと。
いつまでも彩乃木劇団ではいけない。
具体的には、次回「オセロー」で本公演とは別に
2チームの新人公演を組むつもりです。
 
ニつ目は、新たな劇場空間での上演。
「オセロー」は、いまやASCと切ってもきれない銀座みゆき館劇場ですが、
秋は新たな劇場でと考えています。喜劇の予定です。
新空間での、新生ASC。
早急に決めなくてはなりませんが、
「ココでASCを観たい!」というご希望、大歓迎です。
是非ともご意見を!!
 
ASCの抜本的改革に、どうぞお力添えをお願いします。