日本代表は、被ファウル数が世界一。高レスポンスの効能。園児の逆上がり。教育の肝。ありがとう!


 
残念、サッカー日本代表
が胸が熱くなった今回のワールドカップ
日本はファウルを受けた数が、32チーム中1位と聞いた。
つまり、果敢に走り攻め込み、その勢いをとめようと
相手チームが思わずラフプレイをしてしまう。
そのくらいパワフルだということだ。
零戦魂か。
でもって、警告やファウルの数はきわめて少ないのだ。
フェア。正々堂々。
侍だ。
今回の日本代表が教えてくれたことは、いったいなんだろう。
 

 
話は変わるが、
先日の“あやのぎ塾”のレッスンのあと、
チャンスを逃さない最大の秘訣はなんだろう、
という話になった。
チャンスは来たとき、「僕チャンスです」と言ってくれない、
言ってくれないので気がつかず、
思いっきりスルーしてしまうことがある。
おまけに悪いことに、気がつかないのは当人だけ、
周囲は「惜しいなぁ」と指をくわえてみていたりする。
 
『レスポンスのよさと具体性。』
 
ひとつの答えとして出てきた。
チャンス分別法はない。
だからあらゆることに対してのレスポンスを上げておく。
レスポンスをあげると、おのずと具体性を要求されるようになるし、
自分でもどんどん具体的になる。
具体的でかつ反応がいい。
夢の具現化とモチベーション。クリエーション。
チャンス到来、ものにする。
 
逆に、
レスポンスの悪さが引き起こすもの。
引き伸ばすことによる後ろめたさと焦り。
やっとやったときにも、達成感と同時に後悔がつきまとう。
「もっと早くやればよかった・・・」
で、その達成感も実はクセモノ。
早くやれば次なる大きな目標のための手段の一つに過ぎなかったものが、
やっとやったことによって妙に達成感が大きくなり、
自分でも充足してしまう。ある種のカタルシス(精神浄化)。
自分は成長した、なんていう錯覚と誤解も生じかねない。
単に、ひとつの手段が目的と化してしまったに過ぎないのに。
それは、次なる大きな目的を見失っている状態。
チャンスは、逃げる。
すぐ横を通り過ぎる。
 

 
またまた話しが変わり、私事で恐縮だけど、
例の5歳の長男が、今朝僕を驚かせた。
幼稚園に送っていったついでに、
園庭で鉄棒を見ろと言うのだ。
と言うのは、ここ4〜5日前まで、
帰りのお迎えのついでに逆上がりの指南を僕がしていたからだ。
 
「できるようになった。」
「ほんとか?!」
この前まではできていなかった。
 
見事に成功。おまけに、2回連続で。
「おまえ、やるじゃん!」
遠くにいた先生たちも拍手〜〜
本人もあまりにうまくできたので、少々呆然。
 
ちょっと前まで逆上がりはおろか、のぼり棒さえできなかった。
お迎えのついでにそれも指南。
ある日突然、難なくクリアーする。
そして今回の逆上がりも。
 
できない状態からできるまでの期間が、
すこぶる短い。
かつ、できるとなんでもないことのように何度もやってのける。
楽しんでいる。
 
親ばかだが、感動した。
大人にこれはなかなか真似できない。
親として僕がやったことは、
ときどきコツを教え単に叱咤激励しただけだ。
ものにしたのは本人。
親の僕のほうが、園庭で歓喜
 

 
『あきらめない。』
 
最大の最高の人生訓のひとつ。
あきらめないでできるまでやり続ければ、
人生すべて成功じゃ。
 
教育。
つまりは、あきらめさせなければいいんだ。
それだけが親が、大人がやること。
無駄な敗北感や挫折感をできるだけ避けさせ、かつ
成功体験は絶対に必要だが、低い達成感にも要注意。
その上で、あきらめさせないこと。
大切な理念だ。
 
子どもは、強烈にしつこい。
しつこい子どもは、あきらめない。
しつこさを大事にしてやらなくちゃ。
でもってしつこい大人に育てよう。
あきらめないぞ。
 
シェイクスピアの登場人物、
この人たちも相当しつこい。
あきらめという言葉を知らないんじゃないかな。
 
日本代表もそうだ、
あれだけの逆風だったのに
正々堂々、あきらめなかった! 
 
ありがとう!
 
※写真は、
まず、日本代表。
次に、偶然見つけた「チャンスの神様」。
次が、愚息(実は自慢の息子)。
最後は、かわいいでしょ。