高校生の指導法。

鳥取県米子のワークショップが近づいてきた。
そこで何をやればいいのか、ほぼ分ってきたような気がする。
彼らと一緒に悩めばいいのだ。
 
彼らには、表現したいことが必ずあるはずだ。
彼らとコミュニケーションを深めそれを僕が知り、
実現するために僕も一緒に考えればいい。
彼らの問題を僕の問題とし、そして僕が思いつく具体案をいくつか提示していく。
彼らと一緒に創る。
彼らが彼らの作品を創り上げる過程で、僕は単に手助けをすればいい。
 
もっとも大切なことは、彼らに「決めてもらうこと」。
今回のワークショップを通して、彼らが
自分たちの作品創りのあり方や方向性を自覚すること、
そのきっかけだけでもつかんでもらえれば、あとは
彼らの若き可能性がものを言うに違いない。
自分たちのオリジナリティ溢れる作品が出来上がってくるんじゃないだろうか。
 
まさに子育てと、同じだ。
僕も人の親、一番大切なことを忘れてはいけない。
指導とは、単なる道案内ではない。
道なきところに道をつくる、そこのところを伝えられなければ何にもならない。
そのためには、彼らが自ら考え、決めていくことが必要だ。
僕のやることはただひとつ、
彼らにより深く「考えさせる」ことだ。